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ひよっ講座 vol.48 『MSCI社とインデックス』

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ひよっ講座では一般社団法人確定拠出年金推進協会東北支部の協力のもとiDeCoについてわかりやすく解説するコラムです。既に確定拠出年金を運用している方も、これから始めてみようと思っている方も、お付き合いください。

前回は「ベンチマークがなぜ必要なのか」をご説明しました。今回は、各種投資信託のベンチマークとされる「インデックス」を算出している「MSCI社」を取り上げます。

確定拠出年金のインデックス・ファンドの名称に「MSCI―KOKUSAI」という名前が付いているファンドを目にしたことがあると思います。IFA活動や変額保険の販売においても頻繁に目にする「MSCI社」とは、どのような会社でしょうか?

Wikipediaでは、「MSCI Inc.(MSCI Incorporation)は、アメリカ合衆国・ニューヨークに本拠を置く、金融サービス企業。株価指数の算出や、ポートフォリオ分析など幅広いサービスを提供している。ニューヨーク証券取引所上場企業(NYSE: MSCI)。」とあります。

チャットGPT4.0では、「MSCI Inc.(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)は、グローバルな金融サービス企業であり、特に株式、債券、不動産などの資産クラスにわたる投資決定サポートツールを提供しています。MSCIは、主に機関投資家向けに市場指数、パフォーマンス分析ツール、リスク管理ソリューションを提供しています。

同社は最もよく知られているのが、MSCI World IndexやMSCI Emerging Markets Indexなど、幅広い株式市場指数を提供していることです。これらの指数は、世界中の株式市場のパフォーマンスを追跡し、基準として利用されることが多いです。投資家はこれらの指数を使用して、ポートフォリオのパフォーマンスをベンチマークと比較したり、指数に連動する投資商品を選択する際の参考としたりします。

MSCIの提供するサービスは、リスクとリターンの分析、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の評価、マルチアセットクラスのデータサービスなど、投資過程における多岐にわたるニーズに対応しています。MSCIの指数や分析ツールは、世界中のファンドマネージャー、資産運用会社、保険会社などによって広く使用されています。

MSCIは、投資業界における情報提供と透明性の向上を目指しており、投資家がより賢明な投資決定を下せるように支援しています。同社のサービスは、グローバルな視点から資産運用を行う機関投資家にとって特に価値があるとされています。」となっています。

歴史を振り返ると社名の由来が見えてきます。

1931年、ロサンゼルスを本拠とする投資顧問会社が前身、キャピタル・グループ創業
1965年、グローバルな株価指数の算出を開始
1986年、モルガン・スタンレーが株価指数に関する権利を買収し、「MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)」となった

有名な指数は、以下の通り。

MSCIACワールド・インデックス
MSCIワールド・インデックス
MSCIコクサイ・インデックス
MSCIエマージング・マーケット・インデックス

次回から、数回に分けてMSCIの主要なインデックスを説明します。

本記事はライターが校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年4月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

WRITER この記事を書いた人

一般社団法人確定拠出年金推進協会 東北支部

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