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株コラム vol.43 『シグナルを見落とさない』

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日経平均株価は史上最高値となり、そして4万円を超えて、お祝いムードが漂っている日本の株世界ですが、では、この上昇はどこから始まったのでしょうか。

いつも、過ぎ去った後のチャートを見れば、「ここで動きが始まったな」とか、「ここで上 下へのシグナルが出ていたな」とか、とにかく過ぎてからなら判断することができますが、リアルタイムに動くチャートを見ながら、「ここだよね」とはなかなか判断が難しいものです。しかし、この判断が難しい起点となる時には、必ずシグナルが出ているものです。このシグナルを見落とさないことがとても大事です。

見落とさないための唯一の方法は何でしょうか。

それは、チャートをちゃんと見るという事です。
ボーっと見るのではなく、緊張感をもって、ちゃんと見るということです。

とても些細な動きが結果的に大きな動きの源になったりするものです。
この些細な動きは多岐にわたってありますが、大半は高値安値を超えた 割ったと判断するか?しないか?窓を埋めたと判断するか?しないか?切り上げたと判断するか?しないか?切り下げたと判断するか?しないか?というところに答えがあります。

この判断をするときに数円単位の動きを見落とさないことも大事になります。

更には、割った 割らないということは、移動平均線などのテクニカル指標のいろいろなライン、計算式から算出の値ごろなど、気にするところは、多岐にわたりますが、これらをちゃんと意識していきます。これはそれほど難しいことでは無いと思います。

チャートチェックのルーティンが出来ていれば、見落とすことは無いものです。
しかし、緊張感を持ってというのはとても大事で、見ているフリだったり 見たはずなのにという感覚は、結果的に見てない 気にしてないと同じ事になります。一つ一つの視覚的チェックにも細心の注意を払う事も大事です。

十字線を立ち上げ、カーソルを合わせないと気づけない動きもあります。

最大限にチャートを大きくしないと気づかないこともあります。というようにただ見るだけでは、わからないことも多々ありますので細心の注意は必要です。緊張感をもってチャートを見て、起点となる上昇や下降のシグナルを見逃さないように、ルーティンとしていけるように頑張りましょう。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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