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株コラム vol.38 『株式投資 節目』

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#お金

株を買うときや売るときに気にすることとして、節目というものがあります。
この節目というのは、反転しやすいポイントとなっています。
では、どのようなものが節目として意識されるのかについて、いくつか確認していきましょう。

節目

例えば、一番意識されるものとしては、やはり過去の高値と安値があります。
過去の高値や安値の価格に水平ラインを引いて、その価格が節目として意識され、その水平ラインを明確に越えられるか、またはその水平ラインに上値を抑えられるか、とにかく反転のポイントとなります。

それから、ちょうどいい価格というのも心理的節目として意識されます。
30000円とか35000円とか、きりのいい数字のことです。

そして、価格帯別出来高も節目として意識されます。
価格帯別出来高は、その価格に対しての出来高なので、その価格にたくさんの出来高があった場合は、その価格が上値抵抗になったり、下値支持になったりします。

その価格帯でもみ合って出来高が多くなったわけですから、もみ合った箇所の価格帯は意識されます。
もみ合いというのは、価格が狭い範囲内で行ったり来たりして、その価格帯をなかなか出ないことを言い、BOX相場の時にももみ合いと使用したりします。

節目として機能するのは、やはり移動平均線が基本的なものだと思います。
移動平均線はそれだけで、上値抵抗や下値支持線となるので、その価格が節目として意識されます。例えば、25日線に近づいたり、跳ね返されたり、とても機能していることがチャートを見ると多々現れていると思います。

そして、トレンドラインのフォーメーションの価格帯も節目として意識されます。

このようにたくさんの投資家が意識している価格帯は、そこが反転のポイントになりやすいので、その壁を越えられるのか、それとも調整といって、上昇トレンド中に一時的に下落するような動きをするのか、いずれにしても、上にも下にも節目は数多くあり、その節目が意識されますので、チャート上で節目を確認して、今買いなのか売りなのか、どうなったら買いなのか、どうなったら売りなのか。大多数の投資家が意識されている節目を私たちも意識してみると、節目という売買のポイントが見えてくるはずです。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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