株コラム vol.37 『トレンドライン』
株式投資をしていて、なぜチャートをみるのだろう?と考えたことはありますか?
皆さんは何故チャートを見るのでしょうか。
なかなかちゃんとした答えが見つからないかもしれません。
しかし、全員に共通することとして、チャートを見て、株価の動きを判断するということだと思います。しかし、チャートをただ眺めていても、何が何だかわかりませんよね。
ですので、チャートから今後の値動きを知ろうと、たくさんの分析方法が生れて、それらを用いて、チャートから株価の動きを知ろうとしているんですよね。
トレンドラインとは?
例えば、移動平均線もローソク足も先人達の知恵によって、私たちはいまだに利用しているわけです。しかし、誰かが作った分析方法を利用するだけではなく、自分自身でチャート上に線を描き、自分の力で分析する方法もあります。それがトレンドラインです。
相場では、一番重要なこととして、私はトレンドをみることだと思っています。
今、上昇トレンドなのか?それとも下降トレンドなのか?短期はどうだろうか、長期はどうだろうか。と、相場のトレンドはとても大事です。
そのトレンドはどうやって知ることができるのか?というと、ラインを引くことで、チャートをぼーっと眺めているよりも、株価の動きが見えきますので、初心者の方にも怖がらずにチャート上にラインを引いてみるということをしてほしいです。
どのようにラインを引く?
では、どのようにラインを引くのか?というと、まずは、直近の安値と高値を結びます。そうすることによって、短期的なトレンドがわかります。
それから、もう少し大きめのトレンドを知るために、高値と高値、安値と安値を結んだラインを引いてみます。たとえば、安値と安値を結んだラインが右肩上がりだった場合、これは上昇トレンドが続いていると判断できるし、高値と高値を結んだラインは、そのラインが上値抵抗ラインとして機能し、そのラインを突破したら、強い上昇となり、その抵抗ラインを突破できなかったら、また下へと株価が向かうという目印となります。
トレンドラインで大事なこととして、まずはチャートを見たときに、高値と安値を見つけられるかという部分です。
どの期間でも構わないので、今見ているチャートの中で、「一番高いのはどこですか?」、「一番安いのはどこですか?」、「直近で一番高いのはどこですか?」、「安いのはどこですか?」と、チャート上で、高くなっている部分と安くなっている部分をまずは見つける作業からはじめていきましょう。
そして、その高値や安値にラインを引いてみましょう。
はじめはトレンドがわからなくても、何度も引くことで、上に向いているか、下に向いているか、それとも横ばいなのかが見えてきますよ。
WRITER この記事を書いた人
城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。