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株コラム vol.34 『ローソク足』

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#お金

株式投資をするときに、まずチャートの見方を知ろうと本を読んでみたり、ネットで検索して見たり、証券会社の初心者向けの動画を見たり、いろいろと調べるかと思います。

その調べた先でまず目にするのがローソク足(ろーそくあし)です。

ローソク足とは

チャート上で表示されているローソク足って何?ということで、日足(ひあし)チャートから、始値、終値、高値、安値で一つのローソク足が出来上がっていくことを学んでいきます。

チャートは一週間を1つのローソク足で表す週足(しゅうあし)、一か月を一つのローソク足で表す月足(つきあし)などで表されています。

始値より終値のほうが高ければ陽線(日本では明るい色で表示される場合が多い、米国では逆なので気を付けましょう)始値より終値のほうが安ければ陰線(日本では暗い色で表示される場合が多い、米国では逆なので気を付けましょう)で表示されます。

ローソク足の意味

次に、このローソク足の意味について学んでいくことになります。

例えば、大きな陽線が出て、終値と高値が同じ「陽の丸坊主」が出現したら、強気の上昇を意味しているんだなとか、始値と終値が同じで十字のローソク足「十字線」が出現したら、迷いの合図なので、転換の可能性があるなとか、ローソク足単体を見て、その強さや意味を知ることになります。

ローソク足の組み合わせ

そして、次にこれらローソク足の組み合わせを学んでいきます。

例えば底値圏で現れやすい組み合わせとして、天井圏で現れやすい組み合わせとして、「切り込み」、「赤三兵」「明けの明星」など名前とローソク足の組み合わせを覚えるのに苦戦して、ちょっと挫折しちゃうかもしれません。

私は、初心者の時に単語帳で覚えようとしましたが、ぜんぜん覚えられないので、ローソク足の組み合わせ一覧表をすぐ見られるところに置きながらトレードしていました。

それから、天井圏で現れやすい組み合わせとして、「黒三兵」や「三空踏み上げ」そして「宵の明星」があります。

この「宵の明星」は、私がローソク足の組み合わせで一番最初に覚えたもので、この「宵の明星」が天井圏で出現したら、その後下げますよの合図というふうに学んだので、必死に「宵の明星」を探した記憶があります。

宵の明星

この「宵の明星」が9月14日、15日、19日に出現したので確認してみましょう。

「宵の明星」は翌日の下落は100%近い確率ですが、5営業日後の下落確率は60%程度なので、出現したら必ず下落するという事ではありませんが、2023年の日経平均株価で出現した「宵の明星」の形は3月8日、9日、10日、それから窓は空いていないけれど7月31日、8月1日、2日があります。

いずれもその後下落に転じていますね。

そもそもこの「宵の明星」の定義としては、大きな陽線の後、窓をあけて、コマまたは十字線で陽線または陰線がでて、翌日窓をあけて陰線が出現するということなのですが、絶対の定義があるわけではないので、このような組み合わせに近い形が出たときには注意していきましょう。

本記事はライターが校正を行った上で作成した記事です。記事内で使用している画像等の無断転載はご遠慮ください。内容は2023年10月2日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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