コラム⼀覧

株コラム vol.33 『手数料無料化』

お気に入り
#お金

株式投資を始めたいけれど、証券会社の口座ってよくわからない。とか、証券会社の店頭に行かないと口座開設できない?とか、そんな風に考えてしまって、よくわからないからできないと諦めていませんか?

周りではNISAなどの話題が出ていて興味はあるのについていけないなんて思っている方に朗報です。

なんと、ネット証券の人気1位、2位のSBI証券と楽天証券が、手数料0円を発表しました。

楽天証券

楽天証券は、国内株取引手数料完全無料の0ゼロコースを選択するだけで国内株取引の現物も信用も手数料が0円となるコースがスタートということと、新たに手数料ポイントバックプログラムが誕生するということで、楽天経済圏を利用の方には嬉しい発表ですね。

これは10月2日(月)の約定分から適用されて、約定代金に関わらずに取引手数料が無料なんですって。

そして、外国株や先物、オプション、金、プラチナ取引にかかる取引手数料に1%をポイントバックしてくれるという新しいサービスも利用したいですね。今、楽天証券口座をお持ちの方は、ゼロコースがおすすめです。

SBI証券

SBI証券では、9月30日(土)発注分より手数料0円が適用されます。

この手数料0円は、インターネットコースまたはインターネットコース(プランC)、それから電子交付サービス申し込み済みでSBI証券所定の電子交付設定を行っている方が対象だそうです。対象の商品は、国内上場株式の現物取引と信用取引が対象となっています。条件など詳しくはSBI証券のHPなどで確認してください。

このような手数料無料化は、米国では既に進んでいて、日本の証券会社が後を追う形となっていますが、いずれにしても、今後は他の証券会社も手数料が無料となる可能性もある為、個人投資家としてはこの発表はサプライズでとても嬉しい事ですね。

しかし、手数料を原資としてきた証券会社が売買手数料を無料として、大丈夫なの?と心配になっちゃいますよね

その点でSBI証券では、収益源の多様化ということを進めているそうで、実は売買手数料って売上収益の1割くらいしかないそうです。それよりも、新しく始まる新NISAで新しい投資家が増えると見込んで、顧客獲得に動いているわけですね。そして、SBI新生銀行や住信SBIネット銀行などとも連携して顧客の囲い込みが出来るということで、手数料無料化が実現したんですね。

これから証券口座を開設する人にも十分にメリットがある売買手数料無料化。
今後それぞれの証券会社のサービス内容にも注目ですね。

本記事はライターが校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年9月10日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

  • 日々の生活に学びをプラス KU-TAN ACADEMY
  • 今から考える、未来のじぶん コラムで学ぶ 介護、相続、老後