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フローレンス 『保育園は働いている親だけのもの?』

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#子育て

認定NPO法人フローレンス協力のもと、子育て世代に知ってほしい情報を提供いたします。

フローレンスは「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指す、社会問題解決集団。
今回は、「保育園は働いている親だけのもの?」をテーマにお話しします。

普段、保育園や幼稚園に通っていない未就園児(無園児)家庭は社会的とのつながりが希薄になりやすく、特に、専業主婦家庭では、平日の子育ての分担を母親ひとりで対応している割合が高く、精神的な負担や子育てについての悩み、不安を感じる割合も高いと言われています

そこで、フローレンスは、株式会社日本総合研究所に委託し、全国の0歳以上の未就学児の保護者2,000名にアンケート調査を実施。
保育園、幼稚園などを定期的に利用している家庭と、そうでない家庭(=無園児家庭)を比較し、生活実態や精神的な状態、保育所等の利用ニーズに迫りました。

未就園児(無園児)家庭の方が、親が子育てで孤独を感じやすい

未就園児(無園児)家庭の方が、定期的に保育サービスを利用している家庭よりも「子育ての中で孤独を感じる」と回答した割合が10.6ポイント高く、未就園児(無園児)をもつ低年齢家庭では「子育ての中で孤独を感じる」と回答した人が5割以上を占めました。

子育てで孤独を感じている家庭ほど定期保育サービスの利用意向が高い

子育ての中で孤独を感じている家庭の70.6%が定期保育サービスを「利用したい」と回答。

現在の保育制度では、親の就労などの理由により、保育の必要性や必要量を判定する「保育の必要性」が認められないと入園できません。
子育て中の家庭が孤独感に苛まれながらも、日々生活しながら保育の必要性認定を得るあまりのハードルの高さに入園を諦め、家の中で、誰にも知られることなくお子さんと親御さんが孤立を深めています。

また、保育園入園のために多大な苦労を伴って、保育の必要性認定を得るための「保活」をせざるを得ない状況があります。
未就園児(無園児)家庭は、人知れず「孤独な子育て」に陥りやすく、24時間小さな子どもと過ごすことでストレスがかかり、虐待リスクが高まることがあります。
虐待リスク行動がエスカレートしていても、家庭が地域から孤立し閉ざされていると、気づくことができず痛ましい事件が後を絶ちません。

もしも、週1日でも2日でも保育園を利用することができれば、保育士が家庭内のリスクや異変にいち早く気づくことができるなど、早期のサポートが期待できます。保育園は、保育を提供するだけでなく、子育ての「セーフティネット」としても重要な役割を担っているのです。

乳幼児期から保育園を利用することで、子どもの発達や知育など子どもに関する専門知識をもつ保育士や、地域の子育て仲間とつながることができ、「孤独な子育て」に陥りにくくなります。

これまで保育園といえば、待機児童問題がクローズアップされてきましたが、出生率が6年連続で低下し、2021年の出生数も81万人と過去最少となりました。
少子化が加速する中、待機児童対策として保育園の施設整備が進んだ結果、待機児童は減少傾向にあります。
待機児童対策が急務だった保育の現場ではいま、少子化の加速で定員割れが続々と発生し、経営が成り立たず、閉鎖する園も出てきています。

2022年3月に厚生労働省が行った調査研究で、全国の保育園やこども園など(9,493施設が回答)に、子どもの減少によって施設の運営維持が難しくなるかどうかを尋ねたところ、「現在影響がある」という回答が12.2%、「今後生じる可能性がある」は55.7%にものぼりました。
待機児童が徐々に減少し、定員に空きのある保育園も増加している今こそ、保護者の就労の有無にかかわらず、すべての親子が保育というセーフティネットに守られる「みんなの保育園」が必要なのではないでしょうか。

おうち保育園はみんなの育児をサポート

保育園に入るためには、「保育の必要性」の認定が必要です。仙台市の場合64時間以上の勤務や求職中、病気や怪我などの理由がないと利用ができません。

ですが、仙台市青葉区のおうち保育園では、「余裕活用形一時預かり」の制度を使用して保育の必要性の認定がなくても保育園を利用することができます。育児休暇中や専業主婦(主夫)、転勤族の方には、週に1〜2回定期的に通園する「一時預かりの定期利用」をするケースが増えています。

週に1~2回登園するなかで親御さんからは、

「昼間ひとりっきりで、2人のこどもをみています。上の子が赤ちゃん返りをして、もうどうしていいか分からなかったので、預かってくれてすごく助かりました」

「こどもと2人っきりで、しばらく大人と話をしていませんでした。先生方とお話できて気持ちが明るくなりました」

「トイレトレーニングがうまく進まずイライラして自分を責めていたけれど、先生方が相談にのってくれて安心しました」

などの声をいただいています。

・育児のなかで孤独を感じる
・お子さんの成長を誰かと分かち合いたい
・転勤族で親子ともに友達が欲しい
・お子さんの生活リズムを整えたい
・お子さんにお友達を作ってあげたい
・年子や多胎児を育てていて、手が足りない
・離乳食の進め方が不安
・トイレトレーニングのサポートをお願いしたい

上記の方などに、一時預かりの定期利用をおすすめします。
おうち保育園は、小規模保育園です。第二のおうち感覚で同じ施設、同じ先生方が保育をするためお子さんが園に慣れるのもスムーズです。

企業主導型保育所 おうち保育園かしわぎ

仙台市青葉区柏木1-7-35 つかさ屋第一ビル1F
仙台市営バス「歯学部・東北会病院前」下車、徒歩3分
定員:19名
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WRITER この記事を書いた人

私たちは「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指す、社会問題解決集団フローレンスです。「訪問型病児保育」「障害児保育」「小規模保育」など、常識や固定概念にとらわれない新たな価値を創造するイノベーター集団として、これからも走り続けます。

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