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株コラム vol.14 『いくら入金すればいいの?』

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#お金

株式投資を始める時、いったいいくらくらい入金すればいいんだろう?と迷ったりしますよね。

よく、5万円で儲ける!と謳っていたり、10万円以下の投資という特集があったりするので、そのくらいの投資金額でじゅうぶんだと思って少額だけの入金にしていると、想像していなかった大きな値動きで一気に資産を減らす結果になってしまうなんていうこともあります。

なぜなら、だいたいの銘柄は10万円から30万円くらいで買える銘柄が多いからです。

株価が安いということは、それだけでリスクがあります。(必ずということではありません)
価格が安い低位株(ボロ株なんて言われていることも)は、業績が安定していない銘柄だったり、値動きがとても不安定だったりする銘柄もある為、初心者向きではありません。
よく、仕手株なんて言い方をされる銘柄もこの低位株の中には含まれていたりしますから注意が必要です。

この仕手株というのは、特定の投資家が意図的に株価を操作されている可能性のある銘柄のことを言いますが、株価が安いという事は、大量の売買をすることが出来るので、株価操作をされやすいということで、初心者が儲かると思って上昇に乗っかると、その後一気に下落の波に飲み込まれて、大きな損失となるというケースもある為、株価が安いから買おうという選び方は避けたほうがいいでしょう。

ではいくら入金すればいいか?ということですが、おすすめとしては、50万円くらいかと思います。

信用取引は証券会社の口座に35万円ほど入金していなければできませんし、銘柄の価格帯として10万円から30万円が多いので、最初は50万円ほどの入金が適していると思います。

初心者のうちに資産の全部をつぎ込んでしまうのもやめましょう。
入金額が大きいとリスクに気付けずに損失を大きくしてしまうリスクがありますので、50万円以下で、そして私たちが良く知っている銘柄を選んで売買していきましょう。

良く知っている銘柄というは、その株の売買に参加している人が多く、流動性が高い銘柄となります。流動性とは、市場に出回っている数の多さを表していて、出回っている株が多いという事は、株を売りたい時に売れるということ、買いたい時に買えるという事で、流動性が高いと売買の注文が約定しやすいという事で投資するときの重要な条件となります。

では初心者ではなくなった時の投資に回せる金額はいくらか?というと、よく投資の世界では、保有資産の30%が目安だと言われています。

もちろん、生活費の6か月から1年分くらいを残して、投資の資金として準備します。
その運用資金の中から株式投資はさらに30%くらいと言われていて、全体の運用資金からリスク資産と安全資産という分け方で保有資産を分けて考えていきたいですね。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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