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株コラム vol.4 『株式投資のアノマリー』

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#お金

株式投資の世界には、アノマリーと言われている、いわゆる理論的根拠があるわけではないけれど、なぜかよく当てはまるという相場での経験則があるのですが、このアノマリーの一つに、ジブリの法則といわれているアノマリーがあります。これは、金曜ロードショーでジブリ作品が放送されると、その後の相場が荒れると言われているんです。

ところで、2022年、ジブリ作品の放送は何回あったでしょうか?
何回だと思いますか?けっこう多いイメージありませんか?

私は金曜日にジブリ放送があると、「ジブリの法則だ~」と言っていますから、年がら年中、ジブリ作品が放送されているような気がします。

実は2022年の放送は全部で7回。

  • 1月7日千と千尋の神隠し
  • 1月14日紅の豚
  • 4月29日魔女の宅急便
  • 5月6日崖の上のポニョ
  • 8月12日天空の城ラピュタ
  • 8月19日となりのトトロ
  • 8月26日耳をすませば

ということで、よく2週連続とか3週連続とかいうイメージがあるかと思いますが、本当にその通りで、実際に2週連続3週連続となっていて、そして、子供たちが休みの時の放送がやっぱり多いなというイメージですね。

ではこのジブリの法則、実際のところはどうなのでしょうか?
日経平均株価のチャートで、2022年8月の放送回を確認してみると、

8月12日天空の城ラピュタ放送から上昇して、8月19日となりのトトロ放送から下げに転じて、8月26日耳をすませば放送から下降が加速しているという流れになっています。
当たるも八卦当たらぬも八卦のアノマリーなわけですが、2023年1月にもジブリ作品の放送がありました。それが1月6日のハウルの動く城と1月13日の思い出のマーニーです。
さてチャートでどうなっているのか確認してみると、

1月6日からは大きく株価が動いていることがわかりますね。

そして1月13日の分は、このコラムを書いているのが1月13日なので、この後の動きはわからないのですが、もしチャートを見られるという方は、ぜひ日経平均株価のチャートの1月13日以降がどうなっているか?確認してみてください。

このようなアノマリーというものは株式相場の世界ではたくさんあるわけなんですが、必ずそうなるというものではないので、あくまでも経験則上の話しなのですが、投資家はこのようなアノマリーも意識されるところなので、こんなアノマリーがあるんだなぁという知識として覚えておくといいかもしれませんね。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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