マザーズコラムvol.3『まずは親自身が、自分を大切にすること。』

マザーズコラムでは、NPO法人 トラストコーチングのシニアマザーズティーチャーであるふくもとかよこ先生の協力のもと、子育てに悩むママたちに「お子様の将来のコミュニケーション能力」のために今できることをお伝えするコラムです。

前回まで、マザーズコーチングでお伝えしている、「大切な人をもっと大切にするためのコミュニケーション」というテーマで、２つのポイントをお伝えしてきました。今回は、3つ目のポイントをお伝えしますので、親子のコミュニケーションをより良くするために参考にして頂けたら嬉しいです。

まずは親自身が、自分を大切にすること。

「自分自身を大切にする」と言われても、ピンと来ない方もいるかもしれませんが、人は無意識のうちに、自分自身と常に会話をしています。

例えば、あなたがKU-TANを開き、この記事を読むきっかけも、無意識の自分との会話が元になっているはずです。自分自身の心の声を、意識を傾けて聴けているかどうかは、実は人とのコミュニケーションにも大きく関わってきます。

自分の心の声を大切に扱うことができると、人に対しても、自然と相手を尊重するコミュニケーションになりやすいもの。

例えば、自分のかっこ悪いところも、角度を変えて、かわいいと思えたり、褒めたり認めたりすることができる人は、物事を多角的に捉えることができるので、人に対してもいろんな角度で捉えることができ、結果、信頼を築きやすく敵も作りにくい傾向に。

逆に自己否定が強い場合、例えば「なんで私はいつもこうなんだろう」「私なんてどうせダメだ」などの心の声が多いと、人に対しても、無意識に足りない部分を探したりネガティブな要素が見えてしまいがちになり、信頼を築くことからは遠ざかってしまいます。

特に失敗した時や落ち込んだ時には、そのような傾向に陥りやすいため注意が必要です。

そんな時こそ、いつもがんばっている自分に感謝し、労いの気持ちを持つことで、きっとネガティブな時間も短く済むはずです。大切な人を大切にするためには、まず自分自身を大切に、幸せにすることから。

子どもの幸福や、夢を応援している親は多いかと思いますが、親である自分に対しては、好奇心を大切にしたり、夢を描いたり、それを叶えてあげようとしたりしていますか？

改めてこの機会に、ご自身の心の声に耳を傾けてみてくださいね。

3回にわたって、色々とお伝えしましたが、頭でっかちになってあれこれ考えるよりも、何より自分をなりの答えを見つけていくのがコーチング。そのお手伝いをするのが、私たちコーチの役割です。

マザーズコーチングとは

マザーズコーチングスクールは、お子様の将来のコミュニケーション能力のために、大人が学ぶコミュニケーション講座です。

多くの方が、幼少期の関わり方の重要性を理解しています。実際、人間の脳は5歳～6歳頃までに大人の90％ 程度まで大きくなり、0歳からその頃までの経験によって「思考パターン」の95％ が決まるとわかっています。

ですが、「子どものため」と思っての言動が、時に逆効果になることを理解している保護者はまだまだ多くはありません。「育児の方法」と同じように「コミュニケーションの方法」も学ぶ。私たちは、子どもを取り巻く社会の課題にも挑みながら、「コミュニケーションを学ぶ文化」の創造を目指して取り組んでいます。

コラムではコーチングの観点からお話をしますが、頭でっかちになってあれこれ考えるよりも、何より自分なりの答えを見つけていくのがコーチング。そのお手伝いをするのが、私たちコーチの役割です。興味を持って頂いた方は、ぜひマザーズコーチングのホームページをご覧になり、講座受講もご検討されてみてくださいね。

WRITER この記事を書いた人

国際線客室乗務員として勤務後、約6年間専業主婦として育児に専念。
子ども達の成長は嬉しい反面、日々のコミュニケーションは一筋縄ではいかず、難しさを痛感。
精神的にも参ってしまった時に、マザーズコーチングスクールを受講。
コーチングを生活に取り入れることでの変化を経験し、スクール認定ティーチャーの資格を取得。
現在は、園向けの研修や保護者向けの講座も担当。東北にも「コミュニケーションを学ぶ文化をつくる」ことをミッションに、いじめや虐待など、心の孤独をコーチングの力で無くすべく活動している。
好きな食べ物は、牛タンと鰻。三児の母。

保有資格：TCS認定シニアコーチ、MCS認定シニアマザーズティーチャー、ナーサリーコーチトレーナー

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