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株コラム vol.24 『ETFとは?』

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株を買う時に、身近な企業を探しながら興味を持ったもの、その中で上場した個別銘柄を探して株を買うということは、最初の第一歩かと思います。実はこの個別銘柄の他にも『ETF』というものがあります。

ETFとは?

ETFとは、Exchange Traded Fund の略で、日本語では「上場投資信託」といいます。

ETFは日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動するように運用されていて、証券会社に口座を開けば、株と同じように売買できるものです。
日経平均株価は売買できないけれど、日経平均株価に連動しているETFは売買することができます。

このETFと投資信託は、両方とも投資信託なんですが、大きな違いとしては、上場しているか上場していないかという違いがあります。
そして、投資信託のほうがETFよりも商品の数も種類も多いのが特徴です。
なぜかというと、ETFは証券会社のみで取り扱われていて、投資信託というのは証券会社でも取り扱っているし、銀行や郵便局などでも取扱っているので、私たちが利用するきっかけが多いですわけですね。

このETFというのは、上場している投資信託なので、株と同じように買ったり売ったり注文ができて、価格も株と同じように、リアルタイムで値動きしています。

一般的にETFのほうが、投資信託と比べると購入する時の手数料が安くなっています。

ETFの種類

ではETFってどれくらいの種類があるのかと言うと、200銘柄以上あって、国内の株式指数に連動する商品の他にも、外国株式、債券、REIT、商品などの種類があります。国内株式では、テーマ別だったり、業種別など、さまざまなETFがあります。

例えば、ETFには、レバレッジ型上場投資信託というものがあり、レバレッジは「てこの原理」という意味で、投資の世界でレバレッジという場合には、借り入れを利用することによって、自分の資金のリターンを高める効果が期待できるということを言います。

このレバレッジETFというのは、対象の指数と比較して、2倍とか3倍程度の幅で価格が変動するような仕組みで、例えば、対象の指標が1日で2%上昇すれば、レバレッジETFは4%上昇し、逆に2%下落すれば、4%下落するという仕組みになっています。
この変動の激しさがメリットにもデメリットにもなり、例えば上昇が長く続いているトレンドの時には、レバレッジETFを上手く利用すると、短期間で大きな成果をあげられる可能性もありますし、逆に、下落した場合の幅も大きくなってしまい、損失も大きくなるというデメリットもあるわけなんです。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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