株コラム vol.18 『水星逆行』

さて、皆さんは水星逆行って聞いたことありますか？
よく占いの世界では水星逆行といわれていますが、この相場の世界でも水星逆行ということはよく言われています。

毎年毎年、水星逆行の時期になるとアナリストさんもその話をしたり、占い師さんもその話をしたり、ということで聞いたことがある方が多いのかなと思います。アノマリーは当たるも八卦当たらぬも八卦と言われますが、一応私達投資家も気にしておきたいアノマリーの一つです。

2023年の水星逆行の期間は、
1回目：4月21日～5月15日
2回目：8月24日～9月16日
3回目：12月13日～1月2日

ではこの水星逆行ってなんだろう？というと、実際に水星が逆行するというわけではないんですね。
地球上から見て水星が逆行しているように見えるっということなんです。

2022年の水星逆行時期

太陽を中心として地球も水星も公転していて、理科の授業で習ったことを思い出してみると、確か公転は太陽の周りを時計と逆回りでまわっているんでしたよね。太陽に対して水金地火木土天海ということで、太陽に対して一番近いのが水星ということになり、水星よりも地球のほうが太陽から離れているというわけです。太陽に近い惑星ほど公転の速度が速くて、水星が一番早いわけで、公転するのに水星は８８日で、地球はみなさんご存じの通り３６５日で、一番遠い海王星は？というと１６５年で公転するそうなんです。

ということで、地球の速度よりも水星のほうが早く公転しているから、途中で逆行しているように見えるという現象が起こるそうなんです。
例えるなら、車が前進しているときにタイヤのホイールが逆に回転しているように見えるのと同じ現象だそうです。

では、この水星逆行時期に起こりやすい事というのはどんなことかというと、通信系のトラブル、コミュニケーションの意思疎通のずれ、交通機関のトラブル、計画がうまくいかないなど、普通に生活していても何かうまくいかなかったり、あれ？おかしいな・・・という出来事が起きたりします。

相場への影響としては、よくドル安になると言われていたり、ボラティリティが高くなったり、節目を無視した展開になったり、テクニカル分析が当てはまらなくなったりということが言われています。水星逆行期間中は、相場が不安定になりやすい時期として覚えておくといいでしょう。
ちなみに、2023年4月21日～5月15日の水星逆行の期間は、占いによるとお金のトラブルに注意な時期だそうです。
投資家の私達も特にGWは気を付けなくてはいけませんね。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ４月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。