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株コラム vol.13 『株式用語を学ぼう!』

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#お金

株を買う時に、取引できる時間帯が決まっています。
東京証券取引所では、平日の9:00から11:30とお昼休みを挟んで12:30から15:00までです。
しかし、ネット証券ではメンテナンス以外は、いつでも注文OKです。例えば、22:00に翌朝9:00の注文を出しておくということもできます。

この時間帯には、株式用語が使われていて、注文時の基礎的知識となりますので覚えておきましょう。
9:00から11:30を「前場」といい、12:30から15:00までを「後場」といいます。前場が始まる時間を「寄付」、前場が終わる時間を「引け」、後場が始まる時間を「後場寄り」、後場が終わる時間を「大引け」と言います。

注文方法は基本3つあり、成行、指値、逆指値の注文方法を知っておきましょう。

成行注文

まずは、成行注文ですが、これは約定することを最優先にすることが特徴です。
とにかく早さを優先にしているため、値段の設定ができなので、思いがけない高値で購入してしまう可能性があります。

例えば、9:00の寄付に値段はいくらでもいいから、とにかくその株が早く欲しいという場合には成行注文を利用します。

指値注文

2つ目の注文方法は指値注文です。
これは初心者にお勧めの注文方法で、価格優先なので、自分が指定した値段で約定されます。ですから、現在の株価よりも有利な株価で売買したい時に利用する注文方法です。

例えば500円の時に400円になったら株を購入しようという場合に、この指値注文を利用します。
先ほどの成行注文とは違って、価格を優先させるため、思いがけない値段での約定はありませんが、注文を出している希望の価格で株が購入できるとは限りません。

逆指値注文

そして3つ目の注文方法として、逆指値注文があります。逆指値注文は、指値の逆で、現在の価格よりも不利な状況で売買するときに利用する注文方法です。

例えば、現在500円で、この株価が600円になったら約定するという注文です。

執行条件について覚えておきましょう

成行以外の注文方法は、執行条件という注文が発注される条件を設定する箇所がありますので、言葉の意味を覚えておきましょう。

本日中

発注したその日のうちに条件を満たすことが出来ずに約定されなかったら、その注文は取り消されます。

今週中

発注したその週のうちに条件を満たすことが出来ずに約定されなかったら、その注文は取り消されます。

寄付

発注した日の寄付に条件を満たせず約定されなかったら、その注文は取り消されます。

引け

発注した日の引けに条件を満たすことが出来なく約定されなかったら、その注文は取り消されます。

大引不成

その日の大引けまでに条件を満たして約定されなかった場合は、成行注文に変更して大引けに約定されます。

このように、聞いたことのない株式用語が並びますが、この用語は江戸時代の寄席から伝わっていると言われています。例えば、寄付とは、寄席が始まるときに客が集まってくる様を表していて、引けは、幕を引くという言葉からきているということで、江戸時代から今の時代まで伝わる言葉と考えると専門用語も面白いかなと思います。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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