ひよっ講座 vol.5 『税制についての理解を深めよう②』
ひよっ講座では一般社団法人確定拠出年金推進協会東北支部の協力のもとiDeCoについてわかりやすく解説するコラムです。既に確定拠出年金を運用している方も、これから始めてみようと思っている方も、お付き合いください。
今回は前回に引き続き、確定拠出年金など金融商品の税制メリットの理解を深めていきましょう。
税制についての理解を深めよう①の記事はこちらから>>
住民税の仕組み
住民税には、都道府県が徴収する都道府県民税と、市町村が徴収する市町村民税があります。なお、住民税は前年の収入に対して課税されるものです。
住民税には、次のものがあります。
所得割:前年の所得金額に応じて課税
均等割:定額で課税
利子割:預貯金の利子等に課税
配当割:上場株式等の配当等及び割引債の償還差益に課税
株式等譲渡所得割:源泉徴収選択口座内の株式等の譲渡益に課税
このうち、所得割と均等割については、1月1日現在住んでいる都道府県で住民税課税の対象になります。利子割、配当割、株式等譲渡所得割については、都道府県民税のみとなります。
所得税と住民税の税率
所得税の税率は、課税される所得金額が195万円以下の場合は税率5%、4,000万円を超えると最高の45%となっています。
住民税は一律10%となっています。
注:2013年1月1日から2037年12月31日までの間、復興特別所得税として2,1%上乗せされます。
次回のひよっ講座
次回のひよっ講座では、「確定拠出年金における税制優遇処置」についてお話しします。
WRITER この記事を書いた人
一般社団法人確定拠出年金推進協会 東北支部