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株コラム vol.5 『信用口座を賢く使う』

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#お金

証券口座を開設しようといろいろな証券会社のサイトを見たり、ランキングサイトを比較してみたり迷いながら選んで、いざ口座開設となった時に、現物口座や信用口座など、口座が分かれていて、なんだかよくわからないというお話しをよく聞きます。

まずは、通常のいわゆる「株を買う」という場合には、現物口座の口座開設をします。
その後に信用口座を開設することができるのですが、イメージとして「上級者向け」とか「大きな損をしそう」ということから信用口座を開設しない方も多いです。個人投資家で信用口座を開設している方は2割に満たない状況です。しかし、この信用口座は、上手に使えばとても優れものなんです。

信用取引とは、証券会社から現金や株を借りて売買することで、レバレッジの効果が期待できます。
担保として預けた委託保証金の3.3倍までの取引が可能になり、例えば委託保証金の3倍の取引をして、10%の利益が出ると、元手からは30%の利益が出たということになります。また、信用取引では、株券を借りて、それを売ることから取引をすることも可能で、これは「空売り」と言って、株価の下落局面でも収益が狙えるという、まさに「株は下げても利益を得られる」という方法で、どんなに株価が下がっていても利益を得られる仕組みなんです。

また、現物取引では禁止されている「差金決済」が信用取引ではOKで、何度でも同じ銘柄の売買ができるので、デイトレードには必須です。

このようなメリットと気を付けなくてはならないデメリットもありますので、保証金維持率などについてもしっかりと調べて、信用口座の開設をしていきたいですね。

WRITER この記事を書いた人

城晶子先生
マネーの達人第一回投資バトル チャンピオン・夕刊フジ株-1グランプリ4月度 優勝
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運⽤としての株式投資をしっかりと確⽴。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、⼥性⽬線でわかりやすく相場の現状と先⾏きを伝える現役のトレーダー。

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